歳をとるほど一人がいい。
歳をとるほど、幸せでいられる秘密を知ることができる。
老後を平穏に暮らせるようになる。
歳をとるほど、一人だけの時間を持つことだ。
自身を愛し、自らを尊重することだ。
人生の後半は、
世間や配偶者に気を使い、子供を心配する、疲れ果てた心を休ませることだ。
夫に、
妻に、
子供に頼ることもやめなさい。
配偶者や子供を気使い頼ることをやめれば、
もっと安らかでいられる。
いつか、分かり合える日が来るだろう、
いつかあの人は変わってくれる、などの期待も捨てることだ。
人は変わらない。
歳を重ねて、年月が経ってば、少しは良くなるだろうと言う期待を捨てなさい。
人は変わらない。
中々変わらないのが人である。
一、二度くらいは合わせてくれるが、それがずっと続くことはない。
以前はああじゃなかったのにと、愚痴るけれど、
変わるのが又、人である。
どうしてこんなにも違うのだろうかと思い、失望する必要はない。
宝くじよりも当たらないのが人だ。
一人でいると一人ぼっちでは寂しいと悩むけれど、
寂しさは人生の同伴者である。
一人では寂しいが、2人でも寂しいなら、それは苦しみだ。
寂しさはそれなりに耐えられるが、苦しみはもっと耐え難い。
一人生きることを学ぶことが人生である。
一人で幸せになれるなら、一生幸せでいられる。
人生は私が始めたのだから、締めくくるのも私である。
人生の最後までずっと一緒にいるのは、
配偶者でも、子供でも、友達でもなく、
私自身である。
真の自由と平穏は、一人でいる時に現れる。
苦しい人間関係を維持しようと努力するな。
自分自身の健康の為に休みなさい。
人間関係を維持する努力より、一冊の本を友にした方が良い。
人生の後半は、私自身の心に、
平穏をプレゼントしなさい。
歳を重ねるほど一人が良い。
私の体を好きに動かせるように、
私の心も私の好きに動かせる。
一人ではやっていけないと恐れるな。
学べば出来る。
人生は学びながら生きることだ。
初める時はなんでも大変なものだ。
歩き始めは数千回もころんだ。
それでもあなたは、又起き上がって歩いた。
それでも一人いるのが恐ろしいなら、ただ合わせて生きなさい。
他人同士が出会い、合わせて生きることが人生だ。
合わされた人を探してはならない。
合わされた人がいても、やはり人は変わるのである。
時を重ねたほど一人がいい。
寂しさを恐れ、
人に会い、人と縁を作るが、
その関係から寂しさを忘れるのは、一時だけである。
中年になった人の問題は、一人遊びを知らないことである。
誰かが一緒にいて、一緒に遊ばなきゃならないと勘違いしているからだ。
一人でいる時に、真の自由に出会える。
一時寂しいのは感情である。
それよりも大きな自由を得られる。
その自由の感覚に慣れないから、今は寂しいと言う感情の中にいるだけだ。
寂しいのは一時である。
時が経てばやることも現れる。
歳月は人間を退屈させない。
一人生きることを学ぶことが人生である。
歳をとるほど一人がいい。
自ら自立する方法を学ぶことが人生だ。
そして自分への内観が出来る。
自分自身を知ることが出来る。
寂しさを恐れるな。
一緒にいても寂しさは訪れる。
一緒にいても寂しいなら、苦しみとなる。
寂しさは問題ではない。
寂しいと勘違いするのは、私の心の欠如から来る。
人に頼る習慣は、もっと私の人生を疲れさせる。
一人の趣味、
一人散歩、
一人で食べるご飯、
一人でのお茶、
一人でも楽しむことができなければ、真の幸せを発見出来ない。
時間、場所、縁から離れて、
自分自身だけに集中しなさい。
数十年間待たせた自分自身に、
そろそろ挨拶をする時だ。
少しの間、目をつぶり、
呼吸をしなさい。
今が一番良い時だ。
(耳元瞑想から)