私達は眠ってる間に夢を観ますが、
夢の中では、親しい人達が集まっていたり、例え、喧嘩別れした友達とも笑って仲良くしていたりします。
そして、部屋だったり、町だったりという背景の設定もしっかり出来てます。
ですがその夢は、当たり前ですが、ただの夢であり、現実ではないと気づきます。
夢を観ている私も、その夢の中に登場した人物や、部屋や町の背景などを、
実際のことのように観ていますが、
目が覚めて見ると、夢だったと知ります。
そしてその夢は、意識が創った幻想だと、私達は分かっています。
夢の中では、夢だと言う事実に気づきません。
夢は一瞬で全てが現れていて、全てが一瞬で創られています。
楽しい夢だったら、目が覚めてがっかりしたりしますが、
本当は、夢の中の背景や時代、人物が揃ったその夢は、
創ったのも、観ているのも私です。
夢の中で、一瞬で広がっている全てが、
私が観ているのと同時に現れるのです。
夢を創った私と、観ている私は、同時であり、それは光の速度より早いです。
量子力学でいう、観察する者と、観察される者は一つです。
私達が眠っている間は、エゴが弱くなっていますから、
私はエゴから自由になって、本来の私の想像の力を、自由に操れるのです。
私が意識した瞬間に、現実も同時に現れるのです。
ですが、それを知らない私達は、昨晩、夢を観たと言うだけです。
そして朝、目が覚めると、現実に戻ったと言います。
ですが現実というこの世界も、私自身が創った夢の中です。
ただ、現実は私の意識だけでなく、私のエゴの力が、強く働いていますから、
私の思うように行かないのです。
ですから、毎晩観ている夢の世界が、私達の本当の世界かも知れません。
寝ている時の私達は、エゴから解き放たれ、やっと自由な本来の想像の力を発揮出来る、
本来の私に戻っています。
エゴが眠ってる時は、私達の本来の意識に戻って、軽くなりますから、
私達は、自由に非物質界へ飛んで、自由な発想が出来ますが、
朝、目が覚めるとエゴも一緒に目覚めますから、
地球の重い重力の下で、重苦しい現実という、1日をスタートさせるのです。
眠ってる間、エゴから離れた自由な私達の意識が、本来の私達であり、
会いたい人に会って、手を繋ぎ、一緒に空を飛び回る、自由で幸せな夢を想像するのが、
本来の私達の意識ですが、
今朝も目が覚めて、1日をスタートさせる為にしぶしぶと支度を始める、その時から本来の私を忘れて、
逆の現実の「夢」の中に入るのです。