色々な依存症にはドーパミンが関連しています。
例えばタバコを吸う時にドーパミンが出ますが、
タバコを1日に20本吸う時にドーパミンが出て、
一本10分だとして1日に200分間の快感を得られるのです。
快感を覚えた感情の記憶がタバコを吸わせるのです。
ドーパミンが出ると感情が昂ってその時の快感の記憶を忘れられないようです。
タバコや依存してるものをやっている時は、
脳内ホルモンは、GABA、ドーパミン、セロトニンなどが活性化されます。
私達が依存になるのは、
芸術から視覚を刺激。
音楽を聴いて聴覚を刺激。
マッサージなどで触覚を刺激。
味に溺れる味覚の刺激。
香りなどの嗅覚の刺激などで、
これらの背後にあるのはドーパミンです。
扁桃体や海馬や前頭葉などの脳内全体を流れますので、とても楽しくなります。
人は好きや嫌い、
食べたい、食べたくない、
聞く、聞かない、などの極端な感情表現しか持たないですので、
常に「オン」と「オフ」の行動方式で物事を決めてしまっています。
セロトニンの場合は脳全体の活動に関与してますが、
ドーパミンが多くなると、脳に直接的な快感を感じさせ、「オン」の状態になり、興奮状態が続きます。
楽しい状態が続くので、この感情を味わいたくて又依存します。
この状態が続くとドーパミンが足りなくなって来ます。
ドーパミンには他にも沢山の役割がありますから、
ドーパミンが足りなくなるとパーキンソン病になりやすいのは、
ドーパミンが運動も管理するホルモンだからです。
ドーパミンを出し続けると、耐性が出来て、私達はもっと多くを必要としますから、
依存状態の人は、いつも足りない状態が続いてるのです。
甘いものを食べるのも、
人が愛し合うのも、
アルコールやギャンブルも、
同じくドーパミンが作り出す快感です。
快感はどれも同じで、
楽しいと感じる快感は全て同じです。
食べることやセックスも同じ快感であり、それを続けると段々と、もっと強い刺激を求めるようになります。
人は何かしらの中毒になってると言いますから、
自分が何に中毒になってるのかを知ることが、ドーパミンを大切にする為にも必要ですね。
人の喜びは欲望と繋がっていて、欲望は感情と繋がっています。
視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚を感じる喜びの感情の記憶が欲望を引き出します。
快感は本来は、生存の原動力のエンジンですが、
ドーパミンの快感を知ってしまうと中々やめられなくなりますね。
快楽は爬虫類の脳から現れるようです。
爬虫類脳を覆ってる大脳は、これらの快楽より、目標を達成することに喜びを感じるようです。
フェロモンと言うホルモンがありますが、
フェロモンはシャケが卵を産むために苦しい川をさか登る時のホルモンで、ドーパミンの極端な形のようです。
ドーパミンは人の生存のエンジンでもあるのですが、
依存になってしまうと、その副作用が大変なのですね。
爬虫類の脳を使ってフェロモンを出すのではなく、
大脳を使い、目標達成を目指すようになりたいものです。