私達の人生はとってもシンプルなのです。
そして私達はとても解り得ない宇宙の神秘の中にいます。
宇宙の真理と言う巨大な一枚の絵の中に私達は自ら飛び込んで、
それぞれ、決めた場所にいるのです。
なのに、人がいる場所と比べて良い悪いの価値や判断をつけています。
優劣の基準を作り、
執着が生まれて不平や不満、嫉妬などを感じて苦しみます。
人より劣った場所にいると思えるから苦しいのです。
宇宙はこの瞬間だけが真実であり、過去も未来もありません。
ですから、今この瞬間に現れたものを観て感じていれば良いのです。
今私達が苦しみの中にいるとしても、
私達には苦しみだと思えることが実は、苦しみではないかも知れません。
起きることはただ起きて来ることであり、
良いも悪いもないのですが、
人が良い悪いと決めてるから苦しいのです。
老いたくない、死にたくない、病気が怖いと思っていますが、
痛みも苦しみも悲しみも苦しいものだと決めてるだけなのです。
起きてくることをただ感じてあげて、苦痛と一緒にあるなら、
痛みも苦しみも悲しみもありません。
苦しいものだと決めつけて、苦しいものから逃れようとあれこれと思考することが苦しいのです。
苦しみから逃れようと抵抗するから、苦しみを強く感じたり長く感じます。
この世で起きることはただ必要があって起きていますし、
私達が嫌だと思うことも必要があって起きているのです。
苦しい時はただ苦しみの中にいれば、苦しみが苦しみではなくなります。
孤独な時は、その孤独がずっと続く気がして不安がりますが、
その不安の方が孤独を苦しいものだと勘違いさせるのです。
孤独な時は孤独になりきり、苦痛な時は苦痛になりきり、病気の時は病気になりきれば良いのです。
なのに、不安や不満や、あるいは人の視線を気にしてしまい、
少しの苦しみを数倍にも倍増させてしまうのです。
自分自身が嫌いだと思えて自分を変えようと頑張ってる人が沢山いますが、
変えようとするのではなく、
ありのままに、自分自身になりきることの方が楽ですし、
自分自身でいるから価値があるのです。
自分自身になりきるなら、価値をつける必要もないから、自由自在でいられます。
自分を変えようと思ってる人は、
世で作り上げられてる虚像の価値観と自分を比べたり、
その虚像に合わせよとするから苦しくなるのです。
人が勝手に作り上げた虚像にあわせようとしないで、
自分自身になりきるなら、
宇宙の真理の絵の中に飛び込んだ自分自身の完璧な絵が完成されるのです。
そして、その絵を描いたのはあなた自身であったことも知るのです。