私達の魂は全てを知っていますが、
知っていることを体験する為に、この世界に来ています。
この世界は実在するのではなく、根源の心が考える、その考えの中にありますから、
夢の中でもあり、幻想の世界でもあります。
なのに私達はそれを知らないから、肩に力を入れて、生きる為に必死になっています。
周りの人と比べたり、優劣を決め、人間関係に疲れて、精神は疲弊します。
ですが、ここは幻想であり、皆んなが創って来た演劇を演じてると言う事実を知れば、
どんなに楽になれるでしょう。
私達は、既に知っていることを、五感で体験してみたいから、この世界に来ているのです。
存在しているだけで素晴らしいと言うことを、存在しているだけで素晴らしくない体験を通じて、
存在の素晴らしさを実感したいと言う、私達の想いが創り出した幻想の世界です。
愛を知るには、愛でない体験をしないと、愛を愛だと知ることが出来ません。
喜びを知るには、喜びでない体験をしないと、喜びを喜びだと知ることが出来ません。
悲しい家に生まれた人は、人生は悲しいものだと思い込んで生きますし、
虐待などの辛い家に生まれた人は、人生は辛いだけのものだと思い込んで生きます。
そして、何かしらの障害を持って生まれた方々は、それはもう、大変な苦しみの人生を生きることになりますが、
ですが、それはより大きな愛と喜びを感じたいが為に、自らそれを選んで来たのです。
そしてそれは、魂の向上になるのですから、
悲しい、辛い人生を生きて、本来の自分に帰った時の喜びは、楽な人生を生きた人より、数倍も大きいのです。
私達は、こうしてあらゆる人生を選んで、体験しているのです。
悲しみや苦しみは、私達自身が選んだものです。
人より上や下はありませんし、犯罪や殺人も皆んなが体験しています。
この世界は幻想で、私達自ら創って来た演劇を演じながら、愛でない体験をしているのです。
ですから、良いも悪いもありませんし、優劣もありません。
私達は本来愛であり、この先も永遠に愛です。
愛でないものから、愛に帰る旅の最中にいます。
喜びでないものから喜びに帰る旅の最中です。
本来の私達じゃないものから、本来の私達に帰る体験の最中です。