光が始めは弱く光って、段々と強くなり、そして、又弱くなって消えるように、
雲の流れが、色々な形を創りながら、濃くなったり薄くなったりしながら、流れるように、
私達の体も生まれた時は弱々しく、青年になると強く輝き、それから又、弱くなって消えて行きます。
ですが、私達の存在が無くなるのではありません。
私達は本来エネルギーであり、意識です。
私達は、エネルギーでありながら、今はたまたま人の体として、一時的に、自ら変化させたのです。
人となった私達は、人としての自分自身の世界を創造しながら、存在しています。
私達は、過去や未来を、事実のように、記憶し、考えたり、語ったりしていますが、
私達は実は、過去も未来も現在も同時に、存在していますし、絶えず変化しています。
現在をどう生きるかで、過去も未来も変わります。
ですから、私達の過去や未来は、決まったものではなく、絶えず変化しています。
雲の流れや、光の動きのように、私達は絶えず変化しているのです。
私達の脳の中には、記憶があると勘違いをしていますから、
過去が変化していないと思っていますが、
その記憶は、経験した当時とは全くかけ離れたものです。
私達は常に変化し、常に創造し直しているのです。
私達の意識が、人の体を創造し、その中に入って、人生の体験をしていますが、
私達の本来の姿は、エネルギーであり、エネルギーは意識ですから、
その意識がエネルギーを動かして、全てを創造しているのです。
私達は現在、体を持ち、それを自分自身だと思いこんでいますが、
それは一時的に、エネルギーを動かして、全てから分離させて、心細い体験に挑んでいるだけです。
雲の一欠片や海の一滴のように、バラバラになった体験をしながら、意識を向上させています。
ですから、私達は現在の体が私だと勘違いしていますが、
私達は本来、青空のように、済んでいて、永遠不滅の輝きを放つ、美しい存在なのです。
それをちょっとの間忘れているだけです。
私達はこの体ではありません。
全てと繋がっているエネルギー体であり、意識の赴くままに世界を創り出せる存在です。
私達は、肉体を通して、この3次元世界を体験出来るのです。
ですが、私達は絶えず変化するエネルギーですから、
決まった過去などはありません。
あると言う思い込みがあるだけです。
子供の頃の体験が、大人になった私に、影響を及ぼしていると言いますが、
それは親と子が、共同で創り出した体験を望んだのです。
私達はエネルギー体ですから、生まれたり死んだりする存在でもなく、
痛みの中で苦しむ存在ではありません。
この3次元世界で、私達の目がフィルムとなり、
私と宇宙が共同で創った映画を観ているのです。
宇宙は今この瞬間しかありません。
過去も未来もありません。
あるのは今のこの瞬間しかなく、私達は過去も未来も今も、同時に体験していますし、
私達の意識は変化ですから、過去も未来も常に変化しているのです。